17cm×25.3cm×4mmのペーパーブックです。
学校のクラスの読み聞かせには、サイズが小さめですが、
描かれている動物達の絵が大きいので、後ろの方に座る子にもちゃんと見えます。
Amazonで検索すると出てくるのは、ハードカバーです↓
一見雑なタッチの絵ですが、
動物達の表情はとても豊か。
中のタイトルページの背景は草むらの中で、虫が沢〜山!
でも気持ち悪くはなく、なかなか面白い表情をしています。
中のページは20枚。
一番文章が多いページで10行ありますが、
字は大きめで、会話がメイン。
会話も決まったフレーズが繰り返されているだけで、難しいことはありません。
ストーリーが面白いので、あっと言う間にに読めてしまいます。
One day when Henny Penny was scratching among the leaves,
an acorn fell out of a tree and strck her on the head.
小さなどんぐりが木から落ちるも、
木の下にいるニワトリの小さな頭に、当たる!?
なんとも衝撃な(笑)シーンと、痛そうな絵からお話は始まります。
The sky is falling!
と大きな勘違いをした雌鶏は、
I must go and tell the King!
一大事を告げにお城へ向かいます。
So she whent along … until she met Cocky Locky.
道中、
雄鶏のCocky Locky に出会い、
Where are you going?
どこへ行くのか聞かれるので説明すると、
May I go with you?
ついて来ることに。
同じやり取りを、
アヒルのDucky Lucky
ガチョウのGoosey Loosey
七面鳥のTurkey Lurkey
と順にして、みんなでゾロゾロ進みます。
繰り返されて何度も出て来るフレーズは、すぐに覚えてしまいます。
Cock-a-doodle-do!
Quack, quack, quack!
Honk, honk, honk!
Gobble, gobble, gobble!
動物の鳴き声を覚えられるのもいいですね。
物語は、
キツネのFoxy Loxyに出会って一変します。
But this isn't the way to the King.
Come with me and I will show you a shortcut to the King's palace.
なんとまあ!?
道を間違えていて、お城までの近道を教えてくれるのだとか。
… they went along, until they reached Foxy Loxy's cave.
In they all went after Foxy Loxy.
道を進むと、着いたのはキツネの洞穴。
みんなキツネの後に着いて行ってしましましたー!!
鳥達の住む森の景色から一変。
次のページは突然真っ暗!
なんだか、悲しい怖いことが書かれています。
From that day to this.
They have never been seen again.
あの日から今日まで。みんな二度と現れなくなりました!?
タイトルにもなっている主人公が物語から消えた後の残りのページは、
何〜にも知らない王様と、
あの日のご馳走(the fine feast )をまだ覚えているというキツネの家族の絵で終わりです。
なんともブラックな結末。。。
こういうの、小学生は結構好きで(笑)、
落ち着きのない子も、喰いつき良く見てました。
動物を題材に名前と鳴き声を覚えられ、
繰り返される英文と、テンポ良いリズミカルな文章。
知ってる人でも簡単に着いて行ったらダメだというメッセージ込みで、
ブラックな結末。
読み聞かせにオススメです。