英語の絵本📚洋書絵本📚絵本のリスト

我が家の本棚から、英語の絵本、洋書絵本を選んでみてはいかがでしょうか?1~260冊目まではサイズの小さいものから順に紹介、261冊目からはテーマ毎に紹介しています。絵本で沢山の英語に触れて、絵本を楽しむだけでなく、自然に英語力、表現力、会話力をつけ、癒されたり、読む毎に新しい発見をしたり、日本語版との違いを楽しんだり。〜小学校で読み聞かせをした時の反応も記録しています〜

85. I'll Always Love You

 

17.7cm×22.9cm×4mm。横長の薄いペーパブック。名作です。

日本語版は小学校1年生の国語の教科書、

英語版は中学校2年生の英語の教科書で、出会います。

 

可愛がってるペットが死んでしまうお話ですが、

単に命の大切さを訴える本、ではありません。

 

先立たれた悲しみから立ち上がること、

死別から学んだこと、

これからの自分の生き方や心構えなどを教えられます。

何度読んでも、じ〜んと、うるうるきてしまいます!!

 

絵も、本文も、とても優しく易しいのですが、

実は、英語の文章はとても洗練されていて、

表現や文法など、解説したい箇所が盛り沢山です!

教科書に採用されるだけのことはありますね〜

 

日常に直結したお話なので、

ここでは、

日常英会話でよく使うフレーズをご紹介します。

 

the best 〇〇 in the whole world

「世界で一番の〇〇」

最上級の表現は、日本語だと大げさな感じがしますが、

英会話の中では「とてもすごい」を表す際によく使います。

 

He 〇〇 much faster than I did.

「自分なんかよりとっても早く〇〇した」

比較級の 〜er は、muchで強調します。

 

The years passed quickly,

「年が経つのは早くて」

日本語でもそう言いますね。

 

〇〇er and 〇〇er

「ぐんぐん」「どんどん」

同じ形容詞の比較級をandで2回続けると、

より一層感が出る表現になります。

 

I was getting worried!

「心配になってったんだ!」

どんどん心配になっていった様子が分かります。

どんだけ心配したと思ってるのよ!なーんて親子の会話、

たまにありませんか?

 

We took 〇〇 to △△.

「〇〇を△△に連れて行った」

take(人)to(場所)ですね。

 

there wasn't much he could do.

「彼ができる事は全然無かった」

there are 〜「〜がある」を否定してmuchで強調してます。

 

It soon beccame 〇〇 to 〜

「〜はすぐ〇〇になった」

学校の文法では「It to 構文」なんて言いますが。

Itで先に言いたい結果を言っちゃってから、

後から主語を補う表現は、本当によく出てきます。

It helped to remember that 〜

「〜を思い出して救われた」

この絵本の真髄となる部分にも使われています!

 

She had to 〇〇

「〇〇しないといけなかった」

have to 〜「〜しなければならない」

 

I had told her every night, “〜”.

「毎晩『〜』と言ってた」

過去の継続を表す完了形です。

苦手意識の強い人が多い完了形ですが、

日常会話ではさらりとよく使います。

 

He offered me 〇〇.

「彼は僕に〇〇をすすめてくれた」

offer=「提案する」と覚えていると堅苦しい感じがしますが、

「コレあげるよ」「コレどうだい」位のレベル感で日常出てきます。

 

He needed it more than I did.

「彼の方が僕より全然必要でした」

much - more - most の比較級ですね。

 

ず〜っと過去形の文章で語られていますが、

絵本の最後のページだけ、未来形!!

ぱあ〜っと最後一気に明るい光が差し込む感覚になります!

 

I'll tell it every night: “I'll always love you. ”

 

悲しい死に直面しても前に向かって歩んでいく方法を、

教えてくれる名作でした。